矯正治療と歯の予防

おこさまのお口の健康のために、保護者様にもできることがあります。

歯並び形成の大きな要因の一つに生活習慣があげられます。

同じ方向ばかりを見ている、姿勢が悪い、頬づえを付く、同じ向きでばかり寝るなど、日常生活の何気ない動作が悪い歯並びの原因になっているかもしれません。
日常生活の中に多くの癖があることを知っていただき、おこさまの様子を日頃から観察していただくことが、治療の効果を高めてくれます。
日頃からよく噛まないと飲み込めない硬いものを食べる、乳幼児期には吸う力が必要な母乳も与えるなど、お口周りの筋肉を日常的に鍛えることも効果的です。

また、矯正治療を始める前には、虫歯の治療が必要となります。
虫歯がある状態では装置がうまくつけられないので、力が正確に伝わらず治療効果が半減します。
また、歯磨きが通常よりもしづらくなるため、既にある虫歯が進行しやすくなります。

矯正治療中の歯磨きは、専用のヘッドの小さな歯ブラシでのピンポイント磨きが大切になります。
小学生くらいまでのおこさまの場合は、保護者の方が仕上げ磨きをしてあげるとより安心です。
月1回の診察の際には、装置の調整と合わせて、ワイヤー類を取り外してお口のクリーニングもしっかりとします。

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